体調管理に役立つ昔からの知恵 みそ汁で「おうち薬膳」を取り入れよう【薬膳の基礎3】

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外出自粛の影響もあり、家で食事をする機会が多い今。普段とは違う角度から「食」について考えてみませんか。テーマはみそ汁! 健康状態を知るバロメーターとして、薬膳の観点から6つの体質の特徴と、自分がどのタイプかを知るチェック表について、前回紹介しました。それを踏まえて、今回はそれぞれの体質に合ったみそ汁の具材について解説します。もちろん体質など関係なく、見て気になったみそ汁でも構いません。薬膳の知恵が詰まった温かい1杯を作って食べて、心豊かに過ごしましょう。

身近な食材で簡単に
朝ごはんにみそ汁で元気な1日のスタート!

 一見とっつきにくいと思われる薬膳ですが、昔からの知恵として無意識に生活に取り入れられていることが多く、とてもシンプル。「自分の身体の不調や変化に気付き、それらを補う働きの食材を選んで食べる」という仕組みを知れば、身近な食材で簡単に家庭料理を作ることができます。今回は、“日本のソウルフード”と呼ばれる和食の定番・みそ汁を薬膳の視点から考えてみました。みそ汁(スープ、汁物)の良さは、食材の栄養素を逃さず摂取できること。特に、朝ごはんに食べる温かいみそ汁は、睡眠中に冷えた身体を温め、1日を元気にスタートさせてくれるでしょう。

 薬膳の知恵から6つのみそ汁を紹介します。前回紹介した体質チェックから、今の自分の心と身体の傾向のタイプを知り、みそ汁一覧から選びます。もちろん、チェックせずに、読んで気になったみそ汁を作っていただいても構いません。薬膳は、食事の面から健康を考える食養生と、生活習慣を見直す生活養生を平行して行うことでより効果を実感できます。暮らしのヒントの1つとして取り入れ、コツコツと健康の土台を作り上げましょう。

薬膳の知恵から考える“6つの体質別”
おすすめのみそ汁とは?

【6つの体質】
気虚、気滞、血虚、お血、陰虚、痰湿

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季結び庵
村上華子


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